オランダ語の通訳・翻訳サービス

       

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オランダ語とは?


オランダ語と聞いて、どのような言葉を想像しますか。もしかしたら「ランドセル (ransel)」や「ビール (bier)」などオランダ語からの借用語を思いつく方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は日本語の中にはオランダ語から借用したり翻訳した単語が500語ほどあると言われています。「お転婆」という言葉もすっかり日本語のように見えるのですが、元々はオランダ語の「ontembaar (オンテンバール)」で「手に負えない(馬)」という意味の単語から由来しています。ほかにも、「酸素」や「水素」という言葉も江戸時代にオランダ語の学術用語を日本語に翻訳したものなのです。その昔、日本語は中国語から漢字を輸入しましたが、数多くの学術用語の漢字はオランダ語から日本語に翻訳され、さらに中国語にももたらされました。あまりに日本語に溶け込んでいて気づきませんが、意外と私たちの身の回りにオランダ語が溢れているんです。

そもそもオランダ語はどのような言語なのでしょうか。よく「英語とドイツを足して2で割ったような言語」や「フランス人が酔っぱらったときに話す英語」と形容されます。一つ目の表現は言い得て妙で、オランダ語は英語もドイツ語と一緒に印欧語族の西ゲルマン言語群に属しています。特にオランダ語とドイツ語では40%も単語が重複しているため、オランダ人にとってドイツ語を学ぶのは、朝飯前なというと語弊が大いにありますが、難解なことではないのです(またその逆も然り)。また、英語母語者にとっても似た単語が多いため、アクセントやイントネーションに違いはあれど、比較的容易に理解することができるのです。そのため、大学で教授がオランダ語で講義をし、学生が英語で質問し、また教授がオランダ語で返答する、ということもしばしば見かけられます。

オランダ語は現在主にオランダ(ヨーロッパ本土およびカリブ海にあるオランダ王国構成国)とベルギーのフランドル地方で公用語として話されています。ベルギーのオランダ語はフラマン語とも呼ばれており、オランダのオランダ語とは一味違った特徴を持ち合わせている言語なのです(フラマン語についてはまた後日)。オランダの旧植民地であった南アフリカには、アフリカーンスというオランダ語から派生した姉妹語があります。さらにオランダのフリースラント州ではフリシア語と呼ばれる言語が二つ目の公用語として認知されています。フリシア語は現存する古典英語に最も近い言語とも言われています。ちなみに、オランダ人の多くはフリシア語を理解できないくらい、方言ではなく別言語なのです。

Moshi Moshiでは、そんなオランダ語と日本語(+英語)の通訳・翻訳を軸に様々な言語のサービスを提供しております。